東京科学大学(Science Tokyo)の理工学系工学院情報通信系の研究室をまとめます。基本的には情報通信系のウェブサイトの教員・研究室のページに書かれている内容を表にまとめただけです。
情報公式情報ではないので、正確な情報は、情報通信系の教員・研究室ページなどに書かれている公式情報を参照してください。
なお、研究室選びの参考とするために収集した情報のため、2024年度までに閉室された研究室や、新規学生募集を停止している研究室は掲載していません。
また、参考資料として
- 大岡山キャンパスの研究室: 情報通信系 大岡山の研究室(令和6年)
- すずかけ台(横浜)キャンパスの研究室: 情報通信系 すずかけ台の研究室(令和6年)
を参照されることをお勧めします。
研究室一覧
情報通信系に関連する研究室全35室の内3研究室は新規募集をしていないことを確認しています。
- 高木研究室: 公式ウェブサイトに「高木研究室は2024年3月31日で閉室しました。」との記述
- 中本研究室: 公式ウェブサイトに「※定年のため学生の新規募集は停止しています。」の記述
- 實松研究室: 公式ウェブサイトリンク切れ。個人ウェブサイトに「2021年4月から2024年3月まで東工大に所属し,その後,九州大学に再び戻ります.」の記述
また、(※)が付いた研究室は2024年度研究室紹介資料に記載がなかったため、最新の情報を確認してください。
研究室情報
以下、研究室一覧では
- 所属教員: 研究室の教授・准教授・助教の先生方を記載
- 研究室ウェブサイト: 基本的には系が紹介しているものを掲載しているが、一部リンク切れ等があったため、その場合は別のウェブサイトを紹介
- 研究室紹介: 研究室のウェブウェブサイトなどの紹介文を引用
- 研究室生活情報: コアタイムの有無やイベント等を記載。コアタイムの有無に依らず、研究室のウェブサイトに記載があればそれを掲載
しています。一部研究室では、研究室のウェブサイトに情報が載っていないことから、一部の情報を省略しています。
高橋研究室
基本情報
項目 | 内容 |
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研究室キャンパス | 大岡山・南 |
所属教員 | 高橋 篤司 先生 |
田湯 智 先生 | |
学生数(D, M, B)(年度) | 3, 5, 3(2024年度) |
タグ |
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研究室ウェブサイト |
研究室紹介
1チップに搭載されるトランジスタ数は18ヶ月で2倍になるという, よく知られたGordon Mooreの法則は過去のものになりつつあるが, それでもなおVLSIの製造技術の進歩により,チップ中のトランジス タ数は,年々増大しており,設計の困難さは増大している.回路の 微細化により,物理設計(レイアウト)が回路の最終性能に大きな 影響を与えるようになってきている.特に,従来のクロック同期回 路の設計方法論では,クロックに起因する様々なコストの増大によ り,性能の追求が困難になってきている.そのため,近年,設計自 動化,特に物理設計の高性能な自動化が強く求められている.本研 究室では,新たなクロック同期回路の設計方法論を確立を追求する. その回路中では,クロックは周期的に分配されるが,各クロック素 子に同時に分配することは前提条件としない.さらに,クロックを 用いない同期回路の設計方法論と組み合わせた新たな同期回路設計 方法論の確立も目標とする.本研究室では,面積,スピード,消費 電力,ノイズといった設計目標の最適化を,クロック分配の革新に よる新たな設計方法論により達成するため,クロック,フロアプラ ン,配置,配線,パッケージ等の物理設計問題を中心に取り組む. また,物理設計を考慮した新たな設計方法論を確立するため,上位 レベルの合成にも関与する.最終的には,新たな設計方法論に基づ き,高速な厳密解法,発見的手法,確率的手法等を組み合わせた, より実際的な高性能VLSI設計システムの構築を目指している.
研究室ウェブサイトから引用
一色研究室
基本情報
項目 | 内容 |
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研究室キャンパス | 大岡山・南 |
所属教員 | 一色 剛 先生 |
李 冬菊 先生 | |
学生数(D, M, B)(年度) | 4, 5, 2(2024?年度) |
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研究室ウェブサイト |
研究室紹介
私たち一色研究室ではソフトウェア(SW)とハードウェア(HW)の垣根を超え、次世代SoCとその開発プラットフォームの研究を行っています。
近年注目されるカスタムプロセッサはユーザの望む処理にハードウェアレベルで最適化することで、優れた性能向上が期待できます。
しかしハードウェア技術へのハードルは高く、参入が難しい領域でした。
そこで私たちが開発している「C2RTL」は、C/C++で記述したプロセッサをそのままハードウェア(RTL)に変換し、あらゆる人がソフトウェアだけで最適化された独自プロセッサを手にすることを可能にします。ソフトウェアとしてのシミュレーションや拡張の容易さを活かし、アプリケーションのように柔軟にSW~HWまでシステム全体を設計できるプラットフォームを研究しています。
さらに本研究室では、急速に利用が進むオープンソースアーキテクチャであるRISC-Vによるシステム設計プラットフォームを研究しています。
Soc内部のアクセラレータなどの開発に留まらず、検証やSW開発もカバーする包括的なSoC開発環境を目指します。
このようなソフトとハードが一体となったプラットフォームを用いて,生体認証やニューラルネットワーク,IoT基盤の作成など次世代のアプリケーションの実装にも取り組んでいます.
研究室ウェブサイトから引用
佐々木研究室
基本情報
項目 | 内容 |
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研究室キャンパス | 大岡山・南 |
所属教員 | 佐々木 広 先生 |
学生数(D, M, B)(年度) | 9, 9, 2(2024年度) |
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研究室ウェブサイト | |
研究室生活情報 |
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研究室紹介
本研究室ではコンピュータシステムの改良(セキュリティ、電力効率、信頼性の向上など)を目的として、計算機アーキテクチャを中心にシステムソフトウェアからアプリケーションまで広く視野に入れた研究に取り組んでいます。 特に、次世代コンピュータシステム(小型人工衛星システムなど)のセキュリティおよび信頼性を向上させるハードウェア/ソフトウェア技術や、(例えばグラフ解析など)様々な次世代アプリケーションの特性や振舞いを理解し、高性能化を達成する研究に力を入れています。
研究室ウェブサイトから引用
参考
原研究室
基本情報
項目 | 内容 |
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研究室キャンパス | 大岡山・南 |
所属教員 | 原 祐子 先生 |
学生数(D, M, B)(年度) | 1, 7, 3(2024年度) |
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研究室ウェブサイト | |
研究室生活情報 |
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研究室紹介
主に組込みシステムについて,ハードウェアとソフトウェアの両面から広く研究しています.汎用システム(皆さんが普段使っているデスクトップ・ノートPCやサーバ)と組込みシステムとの大きな違いは,後者は演算資源(機能)や製造価格等の制約が厳しく,限られた資源の中で要求される時間内にアプリケーションを処理する必要があることです.世の中にある電子機器は,組込みシステムの方が圧倒的に大多数を占めており,IoTの普及に伴い,組込みデバイスの台数はますます増加しています.
国策や企業のニーズを知り,国内外の最先端技術に積極的にアプローチして,学術的・産業的側面から新しい組込みシステムの技術を創り上げることにやりがいを感じて日々研究しています.
研究室ウェブサイトから引用
最近の研究テーマ
- IoT時代に考える組込みシステムのセキュアな設計手法
- 次世代IoTニューラルネットワークの設計・探索
- IoTを加速するエッジコンピューティング向けプロセッサ
木村・藤木研究室(ArtIC: AIコンピューティング研究ユニット)
基本情報
項目 | 内容 |
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研究室キャンパス | すずかけ台(横浜) J3 |
所属教員 | 木村 真人 先生 |
藤木 大地 先生 | |
Thiem Van Chu 先生 | |
川村 一志 先生 | |
学生数(D, M, B)(年度) | 9, 6, 3(2024年度) |
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研究室ウェブサイト | |
研究室生活情報 |
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研究室紹介
ArtIC(本研究室)は,2019年4月に発足した新しい研究組織です.ワクワクする研究,社会に大きなインパクトを与える研究を重視して,AI処理をターゲットにした情報処理アーキテクチャの研究活動を展開しています.AI応用のニーズを踏まえた実践的な研究を進める中で,単なる性能数値の改善ではなく,人とは違った発想やパラダイムシフトの提案を重視している点が大きな特徴です.
前身の研究室では,機械学習系,アーキテクチャ系,リコンフィギュラブルハードウェア系,集積回路系の一線級国際会議での発表実績を積み重ねており,世界的にも注目を集め始めている研究ユニットです.産学連携や大学間連携,大型研究プロジェクトの獲得でも実績を積み,所属学生や研究スタッフが安心して研究に集中し,国際的に活躍できる環境を提供できます.AI的な情報処理に興味がある方,ソフトウェアとハードウェアの境界領域を攻めたい方,新しいものを設計することが好きな方,自分でアーキテクチャを考えたLSIチップを動かしてみたい方,海外に飛躍の場を求める方など,チャレンジ精神を持った学生や研究者の皆さんの参加を期待しています.
研究室ウェブサイトから引用
中原研究室
基本情報
項目 | 内容 |
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研究室キャンパス | 大岡山・南 |
所属教員 | 中原 啓貴 先生 |
学生数(D, M, B)(年度) | 1, 3, 2(2024年度) |
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研究室ウェブサイト | |
研究室生活情報 |
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研究室紹介
中原研究室では書き換え可能なLSIであるリコンフィギャラブルシステムについて研究しています。特にFPGA (Field Programmable Gate Array)の設計方法、応用事例について取り組んでおり、近年ではAIアクセラレータ、FPGAを使った高性能計算機、新しいFPGAについて研究開発しております。また、LSIの設計・検証・アプリケーション・理論的な構成まで幅広く取り組んでることも特徴です。
研究成果は論文で発表するだけでなく、ベンチャー企業を通じたビジネスでの活用まで取り組んでおります。
研究室ウェブサイトから引用
最近の研究テーマ
- AIアクセラレータ: 深層学習を高速に処理するアクセラレータをFPGAで実装する方法を研究開発
- FPGAベース高性能計算
- 新しいFPGAの構成: ムーアの法則の終焉に伴い、Versal ACAPなどの新構造LSIの研究開発
- Multiple-valued logic: 多値表現(Binaryでない)を用いることでより効率的なVLSIを実現できる可能性を探る、理論的な研究
イスラム研究室
基本情報
項目 | 内容 |
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研究室キャンパス | 大岡山・南 |
所属教員 | イスラム マーフズル 先生 |
佐藤 広生 先生 | |
学生数(D, M, B)(年度) | 情報なし(2024年度4月発足) |
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研究室ウェブサイト | |
研究室生活情報 |
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研究室紹介
本研究室は2024年4月に発足した新しい研究室です. 集積回路を中心に,回路とシステムの新しい方式の研究をテーマとしています. とくに,サーバー空間と物理空間の架け橋を
- より高速に
- より安全に
- より低消費エネルギーで
実現することを目標に次世代の情報変換と情報処理のハードウェア基盤を調査していきます. 例えば,アナログの自然界から必要な情報を低消費エネルギーでディジタルに変換する回路, 安全性を高めるための真の乱数生成回路,機械学習処理の高速化のための新たなアナログコンピューティング方式などです. 社会発展を持続させるには,情報の変換,伝搬と処理をこれまでの1,000倍以上エネルギー効率で実現することが求められています. この大幅なエネルギー効率の改善は従来技術の延長で当然実現不可能である. そこで,物理とハードウェアとソフトウェアの複数の層を跨ぐ発想が重要となります. 本研究室は情報処理系の中で物理と最先端技術技術に触れることができる数少ない研究室です. 従来のアナログ回路設計において,少数の素子を接続して回路パラメータを適切にチューニングすることがほとんどでした. しかし,最先端の半導体チップに搭載するアナログ回路は,アナログとディジタルの両方を駆使してシステムとして設計するが求められています. システムとして設計することで,これまで実現できなかった機能が実現可能になります. プログラミングが好きで物理にも興味がある人や, 自由な発想のもとでいろいろなことに調整したい人はぜひ研究室訪問に来てください. 一緒に楽しい研究室を作ってくれる人をお待ちしています.
研究室ウェブサイトから引用
ベラール研究室
情報が見当たりません
鈴木研究室(BMAI: バイオメディカルAI研究ユニット)
基本情報
項目 | 内容 |
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研究室キャンパス | すずかけ台(横浜) R2 |
所属教員 | 鈴木 賢治 先生 |
ジン ゼ 先生 | |
杉尾 成俊 先生 | |
チェン ユーロン 先生 | |
ラフマニア アユ 先生 | |
学生数(D, M, B)(年度) | 6, 19, 3(2024年度) |
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研究室ウェブサイト |
研究室紹介
バイオメディカルAI研究ユニットでは、コンピュータ工学とバイオメディカル分野にまたがる研究を行っており、主に医用画像、コンピュータ支援診断・治療、知的医用画像処理・解析における機械学習とデータ学習に重点を置いています。長期目標は、医師が正しく診断する際の画像認識のスキルを、データや症例から学習する人工知能技術を開発することです。
コンピュータ支援診断の分野では、計算知能(AI)システムが医用画像の中にある病変を検出・診断することを学習し、医師の診断を支援します。画像解析分野では、熟練の医師が認識した臓器を計算知能(AI)システムが学習します。画像処理分野では、X線画像から骨成分と軟組織を分離する画像処理アルゴリズムをAIがモデル化し、学習します。そのためには、最先端AI技術の開発とその技術によるイノベーション、理論による裏付け、そして人間が行う意思決定プロセスや人間の視覚システムを理解することが不可欠であると、私たちは考えています。AI技術と生体医学を“編み込む”ことで、新たな融合分野を創成し、コンピュータサイエンス/工学とバイオメディカル分野の両方に貢献していく努力を重ねています。私たちの研究が、人間の視覚システムの理解に貢献し、そのシステムが医療と人々の健康を向上させ、私たちの生活や社会がより豊かになることを願っています。
研究室ウェブサイトから引用
篠崎研究室
基本情報
項目 | 内容 |
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研究室キャンパス | すずかけ台(横浜) G2 |
所属教員 | 篠崎 隆宏 先生 |
学生数(D, M, B)(年度) | 3, 13, 2(2024年度) |
タグ |
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研究室ウェブサイト |
研究室紹介
工学の立場から人間の音声認識・理解・学習機能を解明し、コンピュータ上に実現することを 目的としています。さらに、それらの機能を備えたシステムの応用をはかります。 我々が音声を認識理解する能力は生まれながらのものではなく、学習により後天的に獲得し たものです。音声認識システムや音声合成システムでも同様で、音声を認識・合成するたには音 響的・言語的知識をコンピュータ上に取り込み音声モデルとして蓄える必要があります。音声モ デルの性能を高めることで認識性能や合成音声の品質が向上しますが、それに加えてどのように 学習を行うかがとても重要になります。人間は新しい状況に遭遇しても適応的に対処し、そこで 必要となる音声言語表現を観察や対話を通して学習したり新たに発明したりでる柔軟な能力を 備えています。今後人工知能を備えたロボットが人間社会の一員となり多様に変化する状況下で 人間と意思疎通を行うためには、人間に匹敵する高度な学習能力が必要と考えられます。また言 語の意味を理解するためには、音声のみならず環境世界についての知識も同時にモデル化する必 要があります。そのためには、現在のラベル付き音声データを用いる教師あり学習では限界があ ります。そこで、教師なし学習や強化学習に基づいた自律的かつマルチモーダルな学習技術につ いて研究を行っています。
研究室資料から引用
最近の研究テーマ
- 自動音声言語獲得
- 音声言語の半教師あり・教師なし学習
- 物理音声合成システム
- 自動異常音検知
- スピーキングテストの自動評価
山口研究室
基本情報
項目 | 内容 |
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研究室キャンパス | すずかけ台(横浜) G2 |
所属教員 | 山口 雅浩 先生 |
武山 彩織 先生 | |
学生数(D, M, B)(年度) | 7, 5, 4(2024年度) |
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研究室ウェブサイト |
研究室紹介
光と画像処理技術を基礎として、マルチスペクトルイメージング、色再現、多原色ディスプレイ、医用画像、3次元画像、ホログラフィーなどの研究を行っています
研究室ウェブサイトから引用
最近の研究テーマ
- 分光イメージングとディスプレイ
- ハイパースペクトル画像復元技術
- 「定量的病理診断」のための画像解析技術
- ホログラフィーによる立体像表示
- コンピュテーショナルイメージング技術
奥村・船越研究室
基本情報
項目 | 内容 |
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研究室キャンパス | すずかけ台(横浜) R2 |
所属教員 | 奥村 学 先生 |
船越 孝太郎 先生 | |
小杉 哲 先生 | |
学生数(D, M, B)(年度) | 20, 32, 4(2024年度) |
タグ |
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研究室ウェブサイト |
研究室紹介
奥村・船越研究室では,ことばを計算機で処理する技術(自然言語処理)に関する研究と,その技術を用いた応用システムの開発を行なっています.
ことばの理解というテーマでは,難しいとされる,意味,文脈理解に関する研究を中心に行なっています.それと同時に,世の中で役に立つシステムの開発も行なっています.具体的には,テキスト要約,人々の意見,感情を分析する評判分析,ソーシャルメディアを対象としたテキストマイニング,人とテキストや音声でやりとりする対話システムなどに関するシステムを開発しています.
研究室ウェブサイトから引用
最近の研究テーマ
- 文章要約
- Sentiment Analysis(テキストにおける人の意見・感情を抽出し、分類する研究)
- 人間の言語理解のモデル化
- CGMを対象とした研究(消費者が発信するテキストから社会の動向や消費者の意見を抽出し分析する手法)
スラヴァキス研究室
基本情報
項目 | 内容 |
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研究室キャンパス | すずかけ台(横浜) G2 |
担当教員 | Konstantinos Slavakis 先生 |
学生数(D, M, B)(年度) | 3, 5, 1(2024年度) |
タグ |
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研究室ウェブサイト |
研究室紹介
信号処理と機械学習の研究を行なっている。信号やデータの背景に 潜む幾何学的構造を抽出し、これを最大限活用することによって、 これまでの信号処理と機械学習を凌駕する柔軟なフレームワークの 構築を目指している。広い領域への応用を視野に入れているが、現 在、特に医用イメージング、脳ネットワーク、適応信号処理、確率 近似と強化学習への応用に注力し、研究を進めている。
研究室ウェブサイトから引用
最近の研究テーマ
- 高次元空間における低次元データパターンの探索: 多様体上の回帰
- 強化学習
- リーマン多様体におけるデータ/特徴のクラスタリングと分類
- 確率的最適化: オンライン外れ値除去のケース
- 量子信号処理と機械学習
山田研究室
基本情報
項目 | 内容 |
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研究室キャンパス | 大岡山・南 |
所属教員 | 山田 功 先生 |
久米 啓太 先生 | |
学生数(D, M, B)(年度) | 2, 4, 2(2024年度) |
タグ |
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研究室ウェブサイト |
最近の研究テーマ
- ハイブリッド最急降下法と近接写像の融合による階層的最適化問題の解決
- スパース情報表現の理想的活用を実現する非凸正則化モデルと応用
- Stiefel 多様体の大域的ベクトル空間表現とデータサイエンスへの応用
- 超複素テンソルの最良低ランク近似表現と画像信号処理への応用
- 信号処理やデータサイエンスの課題を解決するアルゴリズムに関する数理的研究
- 不動点集合上の凸最適化問題を解決するアルゴリズムと信号処理問題への応用
- 低階数最小分散擬似不偏推定法とその応用 - 線形ロバスト推定問題の新解法
- 代数的連続位相復元アルゴリズムとアレー信号処理への応用
- 適応フィルタの非線形学習アルゴリズムの定常特性解析
- Recovery of Sparsely Corrupted Low-rank Matrices
- Tensor completion and low-n-rank tensor recovery
山岡・北口研究室
基本情報
項目 | 内容 |
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研究室キャンパス | 大岡山・南 |
所属教員 | 山岡 克式 先生 |
北口 善明 先生 | |
学生数(D, M, B)(年度) | 0, 3, 4(2024年度) |
タグ |
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研究室ウェブサイト | |
研究室生活情報 |
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研究室紹介
当研究室では,インターネットをはじめとした情報通信ネットワークを対象として,ネットワーク制御技術および通信用マルチメディア処理技術を,理論と実装の両面から研究しています.
現在の主な研究テーマは以下の通りです.
- 新しい通信プロトコルの研究
- 許容通信遅延確保に向けた研究
- マルチメディア通信品質制御・コンテンツ流通技術の研究
- ネットワーク状態評価・ネットワーク運用に関わる研究
研究室ウェブサイトから引用
最近の研究テーマ
- 非常時における音声通話収容効率向上型通信受付制御方式
- 複雑なネットワーク系に耐えうるネットワーク障害検知手法
- 無線LAN環境の品質計測を実現するハイブリッド計測手法
府川研究室
基本情報
項目 | 内容 |
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研究室キャンパス | 大岡山・南 |
所属教員 | 府川 和彦 先生 |
学生数(D, M, B)(年度) | 5, 7, 2(2024年度) |
タグ |
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研究室ウェブサイト | |
研究室生活情報 |
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研究室紹介
当研究室では、高速ビットレートかつ高信頼の次世代無線通信を実現するため、統計的信号処理を駆使した変復調技術及びネットワーク技術の研究を行っています。近年では機械学習の移動通信への応用に関する研究にも力をいれております。
研究室ウェブサイトから引用
最近の研究テーマ
- 機械学習を用いた無線ネットワーク制御
- 物理層暗号方式
- 定振幅OFDM変調方式
- OFDMシステムにおけるポーラ符号
- Hybrid beamforming MU-MIMOシステムのパラメータ推定とビーム制御
- Massive MIMOシステムにおけるパイロット汚染問題の改善
- Real zeroを用いるTDC(time-to-digital converter)およびOFDMシステムにおける応用
- 水中音響MIMO-OFDM通信システム
西尾研究室
基本情報
項目 | 内容 |
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研究室キャンパス | 大岡山・南 |
所属教員 | 西尾 理志 先生 |
学生数(D, M, B)(年度) | 2, 6, 2(2024年度) |
タグ |
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研究室ウェブサイト | |
研究室生活情報 |
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研究室紹介
西尾研究室は2020年10月に誕生した比較的新しい研究室です。研究テーマとして「計算・通信・センシングの融合」を掲げ、スマートフォンやセンサ、車や建造物など様々なモノが接続されるIoT(Internet of Things)における次世代アプリケーションの創出に向け、分野横断的で萌芽的な技術を中心に探求しています。例えば、目に見えない 無線通信の状態(電波の強度)をカメラの映像から予測するコンピュータビジョン-無線通信融合予測技術や、無線ネットワーク上の端末が連携して学習する 分散協調機械学習技術、複雑な無線通信環境において通信速度を最大化するように自律的に学習し自己最適化する無線LANなど、これまでにない新しい技術の創出を行います。
研究室ウェブサイトから引用
最近の研究テーマ
- モバイルネットワークにおけるフェデレーテッドラーニング
- 視覚支援ワイヤレスネットワーク
- 自己最適化Wi-Fi
- 無線通信信号からのセンシング
宮田研究室
基本情報
項目 | 内容 |
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研究室キャンパス | 大岡山・南 |
所属教員 | 宮田 純子 先生 |
学生数(D, M, B)(年度) | 2024年度創設につき学生未配属 |
タグ |
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研究室ウェブサイト |
最近の研究テーマ
- ストリーミング: YouTubeなどの動画をスムーズに再生するための解析
- 通信トラヒック解析: インターネットを快適に使用するためのネットワークトラヒック解析
- セキュリティ: 安全にインターネットを利用するための著作権保護、管理技術について研究
長谷川研究室
基本情報
項目 | 内容 |
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研究室キャンパス | すずかけ台(横浜) R2 |
所属教員 | 長谷川 晶一 先生 |
学生数(D, M, B)(年度) | 5, 15, 3(2024年度) |
タグ |
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研究室ウェブサイト |
研究室紹介
長谷川(晶)研では、バーチャルリアリティ(VR)、拡張現実(AR)、シミュレーション、ヒューマンインタフェース、ヒューマンコンピュータインタラクション(HI, HCI)を研究し、人が自然に楽しく創造的に暮らせる情報環境を作ることの一助になれればと考えています。 技術と社会が急速に変化しても、人が生き物として生きる限りは、人が人に育てられ、実世界の人間社会で生活する限りは、人の感じ方や楽しみや悲しみを感じる事柄の本質は変わらないと思います。顕微鏡や自動車、メディア技術、VR、HI、HCI、ロボット技術は、感覚と身体を拡張しますが、人の情報処理の仕組みが大きく変わらず、生活の基盤に実世界と人間社会がある限り、人の価値観も大きく変わらないと思うからです。 VRを研究しているとリアリティの追求に目が向きがちですが、我々の目的は現実の模擬ではなく、それを改変してより良い環境を作ることです。ですから、リアリティが不要な場合もあります。その場合でも、改変した環境に人が自然に馴染み上手に振る舞えることは大切です。「自然に」というのは、リアリティを緩めた、VRの持つ本質的価値の一つだと考えています。
目指す情報環境の構築には、人の身体と心、感覚運動系や人の認識や感情、人が暮らす実世界の性質を考えに入れること、その上で技術を駆使して環境を作り上げること必要です。長谷川(晶)研は、これらを計算機で扱えるようにすること=計算機上に人と実世界のシミュレーションモデルを作ること、力触覚とそれを考慮したHI、HCIを作る点に特に専門性を持っています。
研究室ウェブサイトから引用
最近の研究テーマ
- バーチャルリアリティのためのモデリングと物理シミュレーション
- 物理エンジンSpringhead開発
- 調理支援のための料理シミュレーション
- キャラクタの反応動作の制作環境
- 物理的インタラクションのためのキャラクタ動作生成
- 環境と物理的インタラクションをするアバター開発
- 提示力への振動付加によるリアルなバーチャル物体操作感の提示
- スキー中の加重中心の可聴化
中山研究室
基本情報
項目 | 内容 |
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研究室キャンパス | 大岡山・南 |
所属教員 | 中山 実 先生 |
学生数(D, M, B)(年度) | 0, 1, 2(2024年度) |
タグ |
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研究室ウェブサイト |
研究室紹介
本研究室の研究は、基本的に人間の学習行動(learnign behavior)を取り上げ、学習行動にかかわる人間の特性や、学習者がおかれている環境などとの関係を要因分析的に検討しています。
いずれの場合も、実験あるいは調査データに基づいた分析検討によって研究します。 具体的な学習行動のパフォーマンスとして、学習成績、学習に対する主観評価、眼球運動や反応時間などの生体や行動レベルの指標を取り上げて評価しています。 また、これらのパフォーマンスに影響を与える要因としての特性は、課題に依存するものから環境的な要因まで、さまざまな特性を取り上げています。 さらに、教育やコミュニケーション支援システムを目指した、視覚認知やディスプレイ、言語理解などを研究対象としています。
研究室ウェブサイトから引用
最近の研究テーマ
- 眼球運動や生体情報による学習行動の評価
- 認知的アプローチによる学習過程の検討
- 教育における言語情報に関する検討
- 学習成績や主観評価に基づく研究
- 教育システムに関する総合的な検討
吉村研究室
基本情報
項目 | 内容 |
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研究室キャンパス | 大岡山・南 |
所属教員 | 吉村 奈津江 先生 |
Martinez Tejada 先生 | |
Laura Alejandra 先生 | |
学生数(D, M, B)(年度) | 3, 11, 3(2024年度) |
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研究室ウェブサイト |
研究室紹介
当研究室では、脳波やfMRIなどの非侵襲性脳信号を用いた神経デコーディングに取り組んでおり、ブレイン・マシン・インターフェース(BMI)の開発を進めています。デコーディングの対象は運動制御、発話、感情などであり、個々の筋活動信号や聴取された発話音の分類・再構成など、脳波では困難とされていた詳細な情報のデコーディングに成功しています。これらの成果と蓄積された技術を基に、デコーディングとフィードバックにより人間の心身のパフォーマンスを高め、生涯を通じて健康を維持するための運動協調能力を維持したり、脳活動信号を通じて日々の心身のデータをモニタリングすることですべての人を精神疾患から守ったりすることを計画しています。また、国際協力により、筋萎縮性側索硬化症(ALS)の完全閉じ込め患者向けのBMIの開発にも取り組んでいます。
研究室ウェブサイトから引用
最近の研究テーマ
- 聴覚と発話情報のデコーディング
- 運動情報のデコーディング
- 感情情報のデコーディング
小池研究室
基本情報
項目 | 内容 |
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研究室キャンパス | すずかけ台(横浜) |
所属教員 | 小池 康晴 先生 |
小松 三佐子 先生 | |
Saetia Supat 先生 | |
臼井 信男 先生 | |
Victor Barradas 先生 | |
学生数(D, M, B)(年度) | 7, 7, 2(2024年度) |
タグ |
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研究室ウェブサイト |
研究室紹介
人間は,生まれた時から,自律的に環境との相互作用によって知識を獲得している.手足が自由に動かせるようになり,道具を使いはじめ,言葉を喋るようになる.このようなことが行なえるのは,脳の中に何かが獲得されたためである.このような人間の脳の機能を知り,コンピュータを使ってその機能を再現することを目標にしている.この時,脳の中で行なわれている方法を真似て機能を再現することに重点を置いている.
具体的には,筋骨格系のモデルをつくり,筋肉の活動と腕の運動の関係から,脳では,どのように腕を制御しているのかを明らかにすることなどである.
研究室ウェブサイトから引用
最近の研究テーマ
- 筋骨格系モデルの開発: 筋肉の張力を筋電図から推定し、関節のトルク,インピーダンス、平衡位置などを推定する工学的なモデルを作成し、運動学習モデルの作成や義手などのヒューマンインタフェースに応用
- 運動制御・学習モデル: 予測モデル、フィードバック制御器、逆モデルなどを事前知識無しで試行錯誤により獲得し、筋骨格系モデルの制御や、人工ゴム筋肉ロボットの制御に応用
- 認知機構の解明: 心理物理実験を通りして、ヒトの主観的な感覚を生体信号を用いて定量的に推定するモデルを構築
金子研究室
基本情報
項目 | 内容 |
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研究室キャンパス | すずかけ台(横浜) G2 |
所属教員 | 金子 寛彦 先生 |
久方 瑠美 先生 | |
学生数(D, M, B)(年度) | 3, 8, 2(2024年度) |
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研究室ウェブサイト |
研究室紹介
本研究室では,視覚系を中心とした人間の知覚認知メカニズムの解明を目指している。具体的には,空間認識,視覚と前庭感覚や体性感覚との統合,眼球運動などの情報処理過程に関する研究を行っている。その中で,心理物理的手法により計測される知覚や認識の様相を表すデータと,眼球運動や身体の運動・行動などの生体計測データを用いる。これらのデータを用いて,知覚情報処理特性を定量化し,知覚情報処理メカニズムのモデル化を進めてゆく。得られた知見は,立体表示やバーチャルリアリティ(VR)システム,ヒューマンインターフェースといった情報機器の設計,あるいは,車のインテリアや道路のデザインなどにも役立てることができる。
研究室ウェブサイトから引用
最近の研究テーマ
- 両眼視差による空間認識機構
- 視覚情報と前庭・体性感覚情報の統合機構
- 眼球運動計測に基づいた心理状態の推定
田原研究室
基本情報
項目 | 内容 |
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研究室キャンパス | すずかけ台(横浜) R2 |
所属教員 | 田原 麻梨江 先生 |
学生数(D, M, B)(年度) | 不明(合わせて8名程度) |
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研究室紹介
本研究室では、音波や光を用いた計測技術に関する研究を行っており、特に、医療分野、ヘルスケア、農業分野、音楽分野への応用を目指しています。 波動現象を応用すると直接触れなくても、物質の構造や特性を知ることができたり、触って得られる情報より詳細な情報を知ることができます。
計測技術では、物質のもつ固有の性質や変化と計測結果との関連性を明らかにすることが重要です。
そのためのデバイス製作、システム構築、数値解析などの基礎技術を学べます。他研究グループとの共同研究も積極的に行っています。
研究室ウェブサイトから引用
最近の研究テーマ
- 医療
- C-SWE(連続せん断波エラストグラフィ)
- 高度医療診断技術
- 農業
- 農業計測・海外交流
- 音楽
- 楽器音響・動作解析
- 社会インフラ
- やわらかいセンサ
熊澤研究室
基本情報
項目 | 内容 |
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研究室キャンパス | すずかけ台(横浜) |
所属教員 | 熊澤 逸夫 先生 |
学生数(D, M, B)(年度) | 不明 |
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研究室紹介
向上の生産ラインでロボットの資格や製品の欠陥検出、また医療画像で病変部の自動診断を実現するための画像認識技術を開発しています。伝統的な画像認識技術に加えて、近年注目されているディープラーニングの各種手法を適用し、独自の工夫を加えて、食品生産過程で混入する異物やMRI画像の癌病変部、X線画像から肝臓結石の検出等に従来より優れた結果を得ています。
研究室に関する資料から引用
最近の研究テーマ
- 工場自動化のための画像認識技術
- MRIやCTなどの医療画像診断の自動化
- 安全・安心な社会の実現、災害対策のための見守り技術
- バーチャルリアリティのための触覚情報提示技術
永井研究室
基本情報
項目 | 内容 |
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研究室キャンパス | すずかけ台(横浜) G2 |
所属教員 | 永井 岳大 先生 |
学生数(D, M, B)(年度) | 2, 10, 2(2024年度) |
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研究室紹介
本研究室では、人間の「視覚」を研究しています。
「…情報通信系なのに、人間?視覚?」
そう思われるかもしれません。しかし、皆さんの脳や神経系は非常に優れた情報処理装置です。今や脳の計算速度は計算機に全くかなわないにもかかわらず、品質や質感、キズのチェックなどにおいて、いまだに人間の眼が重要な役割を果たしています。人間の眼や脳はどんな仕掛けでこのパフォーマンスを実現しているのでしょうか。逆に、人間に視覚情報呈示はその特性に合致したものである必要がありますが、例えば人間が快適に感じる視覚刺激とはどのようなものでしょうか。
このような疑問に答えるため、永井研究室では、視覚系(脳や神経)における「画像情報処理」の仕組みの解明を目指しています。特に、物体の認知に直接的に関わる「質感」や「色」、「感性」を処理する仕組みをターゲットとし、そのメカニズムの解明を進めています。
研究室ウェブサイトから引用
最近の研究テーマ
- 質感と感性の科学
- 視覚系における質感・素材・感性情報の表現
- 光沢感や透明感を感じる仕組み
- 色彩の科学
- 脳内の色情報表現
- 色から質感へ、質感から色へ
- 感性計測手法の発展
- 心理物理実験法の高効率/高精度化
- 未知の知覚方略のあぶり出し
渡辺研究室
基本情報
項目 | 内容 |
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研究室キャンパス | すずかけ台(横浜) G2 |
所属教員 | 渡辺 義浩 先生 |
学生数(D, M, B)(年度) | 3, 12, 3(2024年度) |
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研究室紹介
先進的なビジュアルセンシングによって現実を拡張します.鍵となるのは人間の知覚を超越する速度です.目には見えない瞬間の把握と制御によって実世界を塗り替えます.
研究室ウェブサイトから引用
最近の研究テーマ
- Mixed Light Fieldを用いた明環境と高コントラストを両立するプロジェクションマッピング
- 位相シフト法における深度高精度化のための陰影再構成に関する検証
- 投影型拡張現実のための遠赤外域の反射像による映り込み再現の検討
- ビット深度分割による高速かつ高階調な画像投影
- Dynamic Facial Projection Mappingにおける投影像の知覚ずれに関する研究
- プロジェクションマッピングによる顔の年齢変容に関する検証
- 観測視点・対象運動・投影解像度に応じて計算負荷を削減するパストレーシング型DPM
- E.S.P.: 投影型錯覚を利用したエアホッケーの運動知覚操作
- 輝度と色の遅延知覚の違いとその投影型見かけ操作への応用に関する検討
- 埋め込み変形グラフの適応的調整による非剛体3次元トラッキングの高速化
- 振幅変化補正を用いた高速な位相シフト法
- 深度計測とカメラフィードバックを用いた投影型色操作の検証
植松・松本研究室
基本情報
項目 | 内容 |
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研究室キャンパス | 大岡山・南 |
所属教員 | 植松 友彦 先生 |
松本 隆太郎 先生 | |
松田 哲直 先生 | |
学生数(D, M, B)(年度) | 0, 1, 2(2024年度) |
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研究室紹介
私達は、情報通信に関連する性能の理論的限界を求める研究を行っています。
この研究分野は情報理論と呼ばれています。少し前までは、情報をより高速に送るためにはより多くの電力かより広い周波数帯域を用いる必要があると考えられていました。ところが、無線通信においては、電力や周波数帯域を増加させる代わりに、送受信アンテナ数を増やすことで1秒間に送ることができる情報量(通信路容量)を増加できることが1995年に明らかにされました。この研究成果により、複数のアンテナを用いてより高速に情報を送る方法が近年活発に研究されており、複数アンテナを用いた新しい無線LANの規格の通信速度は実に毎秒100メガビットを超えます。このように情報通信の様々な問題における性能の限界を明らかにすることは、新たな通信方式の開発において非常に有益な研究であることがわかります。
他方、情報理論ではデータの系列をエントロピーと呼ばれる割合まで圧縮しても、元に戻せることが明らかにされており、実際にデータ系列を最初から順番に読んで圧縮する効率的なアルゴリズムも1977年にZivとLempelにより示されました。ZivとLempelのアルゴリズムはWinZipなどのパーソナルコンピュータの圧縮ソフトで使われ、今ではコンピュータの利用において必要不可欠なものになっています。また、情報理論の1分野として始まった誤り訂正の技術により、CD、DVDやQRコードに汚れや傷がついても、記録された情報を誤りなく読み出すことができます。
このように情報理論の成果は日常生活の様々な部分で既に役に立っており、私達は情報理論の研究を通じて社会に貢献することを目指しています。
研究室ウェブサイトから引用
笠井研究室
基本情報
項目 | 内容 |
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研究室キャンパス | 大岡山・南 |
所属教員 | 笠井 健太 先生 |
学生数(D, M, B)(年度) | 不明 |
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研究室紹介
符号理論の目的は,通信路符号化定理などの情報理論が与える情報通信に関する主要な結果を現実的な方法によって実現することです.符号理論は情報通信産業に直接貢献する誤り訂正技術を扱っているので,シンプルで抽象的な問題だけではなく,現実の情報通信産業が直面している複雑な問題に対して実現可能な解決法を与えることが望まれています.一方で,符号理論は情報通信に関する多くの応用問題の基礎をなすために,他䛾通信工学の分野に比べてより厳密な証明が求められます.符号理論は,工学的重要性と理論体系の美しさによって多くの研究者を魅了し,多くの他分野に影響力のある学問分野を形成しています.本研究室では推論に基づく誤り訂正技術を使って,情報通信システムの問題解決に取り組んでいます。
研究室ウェブサイトから引用
最近の研究テーマ
- 噴水符号: インターネットのパケット通信に適した誤り訂正
- 量子誤り訂正符号:
- 空間結合符号
尾形研究室
基本情報
項目 | 内容 |
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研究室キャンパス | 大岡山・南 |
所属教員 | 尾形 わかは 先生 |
劉 富康 先生 | |
学生数(D, M, B)(年度) | 2, 4, 2(2024年度) |
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研究室紹介
尾形研究室では暗号理論の研究を行っています。
研究室ウェブサイトから引用
最近の研究テーマ
- 高機能な暗号技術
- 情報漏洩や消失への対処
- 耐量子計算機暗号
- FinTech・ブロックチェーン
- サーバーを信頼しないシステム・サービス
- セキュアな委託計算
- 秘密計算
中谷研究室
基本情報
項目 | 内容 |
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研究室キャンパス | すずかけ台(横浜) G2 |
所属教員 | 中谷 桃子 先生 |
学生数(D, M, B)(年度) | 4, 7, 2(2024年度) |
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研究室紹介
社会課題を解決し、人々の主観的幸福感(Well-being)を向上させることを目指し、現場に軸足を置いて、共創・対話を用いたサービス創出に関する研究を行っています。デザイン思考/人間中心設計の考え方をベースとし、「本質的に解決すべき課題は何なのか」という問いと丁寧に向きあいながら、解決策を導出していきます。さまざまな情報通信技術を活用して実課題を解きつつ、そのプロセスや仕組み自体を研究対象とします。
- 人々のWell-being向上を目指した研究活動を展開します。現在は特に、高齢者や乳幼児を育てる親を対象として、社会的孤立の解消につながる対話や、それを支える情報通信技術のあり方について研究しています。
- 実生活に近い場(リビング)で生活者とともにサービスを創造する「リビングラボ」を研究対象としています。
研究室ウェブサイトから引用
小尾研究室
基本情報
項目 | 内容 |
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研究室キャンパス | すずかけ台(横浜) R2 |
所属教員 | 小尾 高史 先生 |
学生数(D, M, B)(年度) | 3, 7, 2(2024年度) |
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研究室紹介
小尾研究室では、人の生体活動を調べるために必要となる新たな生体計測技術、特に生体機能解明に必要となる画像処理技術の研究を行っています。また、社会で問題となっているさまざまな課題を解決し、利用者が医療情報などをを安全に利用できる社会インフラの構築に必要となる社会情報システム技術の研究を行っています。
小尾研究室は、本学科学技術創成研究院に所属していますが、工学院情報通信系の学部生、大学院学生の学生を受け入れて、教育・研究を行っています。また、社会情報流通基盤研究センターに所属する教員とも連携して研究を行っていますので、医療分野や社会情報分野に関連する幅広いテーマから研究テーマを選択することができます。
研究室ウェブサイトから引用
最近の研究テーマ
- 社会情報基盤の安全性確保に関する研究
- 医用生体イメージングに関する研究
研究室情報
以上の情報については、
- 研究室の公式サイトや教員の個人サイト等に掲載の情報を引用・編集しています
- 誤りのないように注意を払っていますが、詳しい情報・正確な情報は公式サイトなどの公式情報を確認してください
- 誤りや追加情報などがありましたら、ご連絡ください
追記
- 7/10: 情報提供をいただき、イスラム研究室を追加した他、研究室紹介資料へのリンクを追記しました。