「今、私はここにいます」を共有しよう
ヨドバシHD池袋ビル内に、家電量販店「ヨドバシカメラ マルチメディア池袋」と、それを包括する複合商業施設「Yodobashi-Ikebukuro」が6月30日にオープンすることが発表されました。それと同時に、商業ゾーン「LINKS IKEBUKURO」や、8階レストラン街を構成する「LINKS DINING」「淀橋横丁」の名称が公式で初めて発表され話題となっています。(ニュースリリース, ヨドバシホールディングス) 多くの施設名が発表された中、複雑化したのはビル内のどの区画までを誰が管理・運営しているかという話題。西武池袋本店がヨドバシHD池袋ビルのテナントとして別の形で再び入居したことや、8階レストラン街が(株)ヨドバシ建物の管理・運営となっていることなどは周知の事実ですが、新たに石井スポーツ・アートスポーツ・ヨドバシゴルフが入る6・7階はヨドバシカメラのひとつなのかLINKS IKEBUKUROのひとつなのか、別館・書籍館はどこまでが西武でどこからがヨドバシ建物なのかといったように未だ解明されていないものが数多く存在しています。 これらに関して、6月30日にオープンしてから公開されるであろうフロアマップや、内装意匠・建築設備から紐解いていき、私なりの考察を提示できればと思います。欲を言えば、ヨドバシ建物管理になったにもかかわらず西武百貨店の制服・ネームタグをつけたスタッフ・警備員の方が8階レストラン街、エレベーター、パーキング入口に常駐されている理由も解明したいものです・・・。
2024年8月18日をもって70年にわたる営業を終えた丸広百貨店東松山店について、自分自身の購買体験を中心に振り返ります。「あの店では何が買えて、何が買えなかったのか。」をテーマにしてみました。 厳しい営業状況を強いられた地方百貨店の限界と矜持もご覧いただけると幸いです。
閉店の音楽、と言われて多くの人が思い浮かべるのは「蛍の光」だろう。だが実際にあの曲を使う都市部のデパートは意外に少なく、多くの店はそれぞれ独自の音楽を持っている。中でも西武池袋本店のそれは変わっている。チャップリンの古い映画の旋律と時報をくぐった先に流れるのは、歌詞のある一曲だ。閉店の音楽に、人の声と言葉が乗っている——これは思いのほか珍しい。 この音楽を聞いて「セゾンらしい」と言うZ世代がいる。 セゾン文化を生きたわけでも見たわけでもなく、その名前と輪郭しか知らない世代だ。バブルも、黄金期の西武も知らないのにも関わらず、この歌に、見たことのない過去を思い浮かべ、惹かれてしまう。「知らないものは懐かしめない」のだから、懐かしさではないはずだ。 ならば、これは何なのか。惹かれているのは、豊かだった時代そのものではない。セゾン文化とは何か、ではなく、「セゾン文化の当事者ではない世代がなぜ惹かれるのか」という問いを、Z世代同士の対話から考察してみる。