じゅーるで

人間の大学生のポートフォリオ

新型の"Mac mini"を買った。

2024年11月8日発売の新型Mac miniを買いました。

なぜ?

なぜ『Mac』を買ったのか

『なぜMacを買ったのか』というと、Macにしかできないあることをしたかったからです。実は少し前からずっと方法を模索していて、例えば姉が8年前くらいに買って現在は退役しているMacBook Airを借りるだとか、レンタルショップで1ヵ月だけレンタルしてみるだとかいろいろ考えていたわけです。

ただ、姉のMacは古すぎてしたいことができず、レンタルも1ヵ月20,000円と聞き、『ちょっと高いな...。』とためらっていました。中古のMacも探してみたりしたのですが、中古でも状態のいいものは、新品に近い値段したり...。いっそ、思い切って新品を買っちゃってもいいのかなと思い、買いました

なぜ『Mac mini』を買ったのか

さて、数あるMacシリーズの中で、今回Mac miniを選んだ理由は単純に安かったからです。

大前提として、これまでの僕のパソコン環境はこんな感じでした。

ノートパソコンをドックを通じてディスプレイとマウスなどに接続

区分

商品名

PC

Surface Laptop 2

ディスプレイ

DELL S2722QC

マウス

MX MASTER 3

キーボード

SIGNATURE K855

大学などで持ち歩くノートパソコンを、家ではドックに接続し、ディスプレイを通じて大画面で作業するという運用にしていました。その際、ノートパソコンは閉じてクラムシェルモードのような形で使っていたため、当然、外付けのマウスとキーボードも揃っています。

今回、Macを買おうと思い、色々なモデルを検討するにあたり、もちろん持ち運びができるMacBook系もとても魅力的でした。しかし、一番安く手に入るMac miniでも、キーボードやディスプレイなどの周辺機器を一からそろえる必要がなく、初期費用を抑えられ、とても手が出しやすかったというわけです。

そんなこんなで10月中旬くらいにMac miniを買おうと思ったら...。

Xに新製品が発売されるのではないかというリークが!!

少なくとも10月末までは待った方がいいとのアドバイスを聞き入れ待っていたところ、10月30日(日本時間)に無事発表され、新型を買ったということです。

お迎えの日

待ちに待った発売日(11月8日)。

Apple Store 新宿に行く

Apple Store 新宿。初めて行ったけど結構混んでるんですね。

今回はあらかじめ、Apple Storeオンラインで購入手続きをしていたのですが、その際配達ではなく、店舗受取にしました。これは単純に11月8日に確実に受け取れる人が家にいなかったという理由からなのですが、結果的に『店舗受取』は正しい判断でした。

これまで店舗受取というものをしたことがなかったのですが、店舗に行くと店員さんが注文物を確認後、準備ができるまで色々な話をしてくれます。今回のMac miniに搭載されているM4チップに関する話をしてくれたり、買ったMacを何に使うのかを聞いてくれたりし、ごく短時間でしたが「いい買い物したな」と感じさせてくれる貴重な時間でした。

もちろん、実店舗だと待ち時間もありますし、行き帰りが面倒くさいというのもありますが、もし時間が許すようでしたら『店舗で受け取り』、おすすめです。

※ちなみに、実店舗で受け取ると追加料金なしで環境にやさしい紙袋をもらえます。

取っ手の部分を含めて全て再生紙でできているらしい。さすが母なる自然のApple

開封

買ってきたMac miniがこちらです。

本体サイズが小さいだけあって、箱も小さい立方体型に。

今回、Mac miniは前モデルに比べて大幅にダウンサイジングしたのですが、箱も立方体のコンパクトなシェイプになっています。外箱なんて、小さければ小さいほど環境にやさしいですもんね。

箱を開けると本体がいきなり出てくる。

おお。『こんにちは。これからよろしくね。

宣材などで散々見ましたが、このサイズ感。片手でも楽々持てるサイズです。一応ミニPCという部類だと思いますが、デスクトップPCがここまで小さいのかと少し感動しますね。

後、少し感じたのが結構軽い。前モデルより小さくなったので、サイズの割にはずっしりとした感じなのかと勝手に思っていたのですが、結構密度低そうだなという印象。冷却のための空気の通路などが中にあるからでしょうか?

付属品は電源ケーブルのみ。リンゴシールは入っていない。

付属品は電源ケーブルのみですね。

今回買ったのが、いわゆるベースモデルといわれる一番安いモデル。

構成

性能・容量

CPU(SoC他)

M4 (10コアCPU, 10コアGPU)

メモリ

16GB

ストレージ

256GB

唯一ストレージだけが少し少ないかなと思ったのですが、当初『なんでもいいからMacが欲しい』って思っていたわけですからあんまり高いものを選ぶのも違う気がし、散々迷った挙句256GBのものにしました。

学生価格で買ったので、これで80,000円を切っているんですよね。驚きのコストパフォーマンスだと感じています。ちなみに、僕が当初買おうとしていた旧モデルは8GBが最低メモリ容量で、大体70,000円くらいでした。16GBモデルにすると100,000円程度(いずれも学生価格)。モデルチェンジによってチップがM2からM4に変わり、サイズも小さくなったのですが、なんと実質値下げされた感じです。待っててよかった(ホッ)

セットアップする

まずは電源と、周辺機器を適当に接続してセットアップします。

ようこそMacへ。

WiFiを接続したり、Apple IDを入れたりすれば簡単にできますね。

接続する

大前提として、今回WindowsからMacに乗り換えたわけではありません。これまで通り大学関係のことはおそらくWindowsを使う一方で、趣味でやりたいことをMacでやるといった使い方をしたいと思っています。Macでは使っているウィンドウ(そう呼ぶのかは知らないが)を開きっぱなしにしておいて、課題等のやらないといけないことはWindowsでやるというイメージです。

しかしながら、周辺機器は1つずつしかありませんから、使う時に切り替える必要があります。

ここで役に立つのがCPU切替器(パソコン切替器, KVM切替器)と呼ばれる機械で、ボタンを押すことでキーボード・マウス・ディスプレイの接続先を全て一括で切り替えることができる優れものです。

これまでの配線図
Mac mini導入後の配線図

このようにパソコン切替器にすべての機器を接続し、パソコン切替器によって使用するコンピュータを選択するようなイメージです。

ただ接続するだけなんですが、ケーブルが多いためのノイズなのかあるいは、単に切替器の不良なのかわかりませんが、Macに切り替えると画面がちらつく(定期的に数秒程度のブラックアウト)現象が発生したりし、結構手間取りました。最終的には切替器に同梱されていたHDMIケーブルを外し、新たに買ってきたUSB Type-c接続のHDMIケーブルに変えたら、一旦は治りました。(また再発しないことを祈ります。)

こういう系って結構把握しきれない相性的なのありますよね...

最終的にはこのような配線・配置になった。
裏はこんな感じ。

Surfaceは大学にも持っていくし、頻繁に指したり抜いたりしたいので、ケーブルはSurface Dockからの一本のみ。Surface DockからHDMIとUSB端子をパソコン切替器につなぎます。

使う

切り替えの様子です。これが今Windows PCが周辺機器につながっている状態です。

ディスプレイ、マウス、キーボードは全てWindowsにつながっている状態

この状態で、パソコン切替器のボタンを押します。

切替器の真ん中のボタンを押すと切り替わる

すると数秒の内に、Macの画面に切り替わりました。もちろんこのタイミングでマウスとキーボードも切り替わっています。

ディスプレイ、マウス、キーボードは全てMacにつながっている状態

ヨキヨキ

Windows推しがMacを買ってもいいのか?

Windows推し

なぜMacを買ったのかについては、上で既に述べている通り、Macでしかできないアレをやりたかったからです(それが何かは近日中に言います)。

ただ、Macを買った瞬間に言うのもなんですが、僕はWindowsの方が好きです。特にWindows11のUIとデザイン思想が好きで、フラットデザインからFluent UIと呼ばれる立体感あるコントロールに戻ったことも含め、不満点がないほど現行のデザインを気に入っています。

Windows11のデスクトップ画面。初めて見た時感動した。

他にも、歴代のWindowsで課題となっていた、コントロールパネル複雑すぎ問題は設定におおむね統合されました。

また、よくWindowsは起動が遅いと言われますが、そんなことはありません。確かに主にHDDを搭載したパソコンを使っていた時はそうした不満を僕も持っていましたが、SSD搭載のSurface Laptopを5年前くらいに買ったときからはそんなこと感じたこともありません。起動は遅くとも5秒以内に完了します。

そんなこんなで11になったWindowsは相変わらず結構完成度が高いOSだと確信しているわけです。

Macの不満点

一方のMacは、これまで大学の授業などで、Macを触る機会は結構あったのですが、Windowsに慣れている僕からしてみると結構慣れないなと感じることがありました。下らない不満に見えるかもしれませんが、これは設計思想の問題で機能一つ一つに対する考え方が違うからこその不満なんだろうと思います。

  • マウスを早く動かすと、カーソルが早く動いたり、Finder(エクスプローター的なやつ)のアイコンが整列しなかったりする
  • ウィンドウ(主に最大化されたやつ)の考え方が違うため、若干挙動がWindowsと異なり慣れない
  • マウススクロールが逆
  • 画面の上にナビゲーションバーが存在し、そこにメニューが表示される形なので、ウィンドウの上部にメニューがない。

ただ、書き出してみてもこんなもんです。実はカーソルの挙動だったり、スクロール方向などは設定で簡単にWindows風に変更できますし、ウィンドウの挙動やナビゲーションバー等の配置については言ってしまえば慣れだと思います。

Macでしかできないこと・Macを買う明確な理由があれば、こうした点は特に問題にはならないのかなと思いなおしました。なぜ、これまであれほどWindowsを推し、Macを批判していた人が急にMacを買ったのかというと、まあこういうことです。

結論

  • Mac miniを買った
  • とてもコスパいいと思うし、この性能のものをこの値段で買えたことへの満足感は高い
  • これまでMac嫌いだったけど、よく考えてみたらそんなに悪くない気がする

まだ、Macをセットアップして接続しただけなので本当の使い勝手や性能はこれからですが、パソコン切替器を導入したことで、これまでの慣れ親しんだ周辺機器で操作ができます。いい意味でも悪い意味でも、これまでのWindows PCを操作している感覚でMacが使える環境を創ることができたので、すぐに慣れて使いこなせるのではないかと期待を膨らませています。

これからが楽しみです★。